昨今は電子化でペーパーレスが浸透していますが、ホープページを印刷したいニーズは少なからず存在します。
通常は、利用しているインターネットブラウザから「印刷」を押せば(クリックやタップ)プリンタへ印刷できますが、印刷の事を考慮していないホームページの印刷物を見るとがっかりする事が多いと思います。
プリンタでの印刷を考慮していない場合
印刷物に必要がないメニューや広告が崩れたレイアウトで大量のページを含んでいたり、本来の印刷で見たい内容(コンテンツ)が崩れたレイアウトで印刷されたり、おかしな無駄な改ページがされるなど、こんな事なら印刷しなければ良かったと後悔する事が多いと思います。
ホームページは画面で表示する事を目的として制作していて、印刷の考慮はしていない場合にこのような事態になります。
ホームページをアダプティブデザインで作っていたとしても、レスポンシブデザインで作っていていたとしてもも、制作時にひと手間かかればこのような事態は避けられます。
この要求はホームぺージの制作時に要求していないと、殆どのホームページ制作会社は、印刷の事は考慮しない画面表示だけを目的としたホームページを納品します。
プリンタ用の印刷スタイルは、CSS(スタイルシート)で設定できる
CSS(スタイルシート)には、@media print と言う機能があり、特定の箇所(例えばメニューなど)を印刷しないように指定する事ができます。
また、 @print で用紙サイズ(例えばA4など)を指定できます。 break-before を使うと、見出しの直前で改ページを行うような制御も可能です。他にもいろいろなきめ細かな制御が可能です。
このプリンタ用の印刷スタイルを持たせる要求、はホームぺージの制作コストに直結しますので、発注前に制作会社に打診をしておく事が必要です。
参考
WordPressのテーマを用いたホームぺージの場合には、導入するテーマによってレスポンシブデザインのCSSと一緒にプリンタ印刷用のCSSが含まれているものもあります。
当サイトでは、WordPressの無料テーマ「Cocoon」を利用させていただいており、このテーマは印刷も考慮しているので、無駄が無く綺麗に印刷できています。
「お金をかけずにホームぺージを作成」の記事にも記載しましたが、コンテンツ部分は自社で掲載できる(Micosoft WordやWindowsのペイントソフトが使える人であれば短期でWordPressの操作は習得できます)と言う場合には、初期のWordPressの設定とテーマのインストールと初期ホームページのひな形をセットしてもらう対応をホームぺージ制作会社に依頼して、その後の作業は自社のスタッフが対応すれば、驚く程のコスト削減が可能です。