判りずらいMicrosoftのソフト名として「Windows Defender」と「Microsoft Defender」がありますが、実際何が違うのかと言う解説です。
Microsoft社製のウイルス対策ソフトを、「Microsoft Defender」と言ったり「Windows Defender」と言ったりする人がいます。これって同じものなのでしょうか?
Windows Defenderは、Windows XP時代にスパイウェア対策プログラムとしてリリースされた無料ソフトです。その後Windows7,8,10,11対応する過程でWindowsに含まれる全般的なウィルスチェックを行うソフトへ変貌して行きました。Windows Defenderは最初からOSに含まれ無料で利用できるので、ユーザーに大変重宝されてきました。動作が軽く、現在ではウィルス検出・駆除も高精度で処理されるので市販ソフトは利用せずに、Windows Defenderに任せている人も多い状況です。
Windows Defenderは、Windows10の時代にWindowsセキュリティの一部を担う製品としてMicrosoft Defenderに名前が変わりました。つまり両者は同じソフトです。Windowsセキュリティもその後Windowsセキュリティセンターに名前が変わりました。これは、Windowsの一部として無料で含まれるMicrosoft Defenderの話です。
ややこしいのですが、Microsoft 365の個人向けサブスクリプション(有償)にも、Microsoft Defenderが含まれています。このMicrosoft Defenderは、Android や iPhone/iPad iOS)、Mac で動作するアプリです。
Windows以外のOSをサポートするようになったので、Microsoft Defenderに名称が統一された経緯があります。