Microsoft Office製品の選び方

Word/Excel/Powepointを使いたいと思っているが、Microsoftの製品はどれを選べば良いのか判りずらいと思っている人が多いです。中には新規購入したPCにライセンス買い切り型Officeが入っているのに、Web版の機能制限されたOffice Onlineを使っていた人を見かけた事もありました。最近のPCは解りやすい取説も付いていないので、こういうものだと信じていらっしゃいました。

MicrosoftのOffice製品は、約3年ごとに新しい製品が発売されます。
2024.9現在でのバージョンは2021ですが、2024.10にはバージョン2024が発売されます。
また新バージョンの発売日から約5年間がサポート期限となります。

ビジネス利用では、Outlook(メールソフト),Word(文書作成),Excel(表計算),PowerPoint(プレゼンテーション)が多用されます。
Microsoft純正品は高額なので、低額や無料のoffice互換ソフトを利用するユーザーもいらっしゃいますが、仕事先とのファイルの受け渡しにoffice互換ソフトを使うことで、軽微なレイアウト崩れなどの不安もあります。仕事先とのファイルの受け渡しの重要度を検討して、Microsoft純正品とするかoffice互換ソフトを使うかの判断を行う必要があります。

Microsoft Ofiiceは、以下の種類があります。

  • Office Online(Web版無料Office)
  • Microsoft Office2021(ライセンス買い切り型Office)
  • Microsoft 365(サブスクリプション型Office)

Office Online(Web版無料Office)

ファイルをOneDrive(クラウド)に保管する形で、Webブラウザを用いたOffice製品でWord, Excel, PowerPoint)が無料で利用できます。
しかし、Microsoft 365や、Office 2021と比較すると、機能制限や存在しない機能があり、この点をどう考えるかがポイントです。
個人で、仕事先とのファイルの受け渡しの必要がなく、基本的な機能のみで良いのであれば選択肢となります。

Microsoft Office2021(ライセンス買い切り型Office)

買い切り型は、パソコン購入時にプレインストール版を購入する(購入したパソコンのみで利用可能なライセンス)方法と、ソフトウェアパッケージを別途購入(2台のパソコンに導入可能)する方法があります。

ライセンス買買い切り型で一度購入すると半永久的に使用できますが、ソフトのサポート期限があります。Microsoft Office2021のサポートは2026年10月13日に終了しますが、アップグレードオプションは用意されていません。新しいMicrosoft Office 2024にアップグレードしたい場合には再購入する必要があります。

パソコン購入時にプレインストール版(購入したパソコンでのみ利用可能なライセンス)
Office Personal 2021(Outlook,Word,Excel) 20,000円前後(PowerPointが無いので注意!後でPowerPointを追加購入するには20,590円)
Office Home & Business 2021(Outlook,Word,Excel,PowerPoint,他) 25,000円前後 <<オススメ
Office Professional 2021 (Outlook,Word,Excel,PowerPoint,Access,他) 50,000円前後

Microsoft Office2021(ライセンス買い切り型Office)※2台のOffice無しのPCを購入するのなら割安
Office Personal 2021(Outlook,Word,Excel) 37,700円 1ユーザー2台のWindows PCに導入可能(PowerPointが無いので注意!後でPowerPointを追加購入するには、20,590円)
Office Home & Business 2021(Outlook,Word,Excel,PowerPoint,他) 43,980円 1ユーザー2台のWindows PCに導入可能
Office Professional 2021 (Outlook,Word,Excel,PowerPoint,Access,他) 75,650円 1ユーザー2台のWindows PCに導入可能

Microsoft 365(サブスクリプション型Office)

Microsoft 365はOfficeソフトが含まれています。サブスクリプション型で、月額または年額の料金を支払って利用します。
Microsoft 365を利用しており、現在バージョン2021を利用していた場合に、新しいバージョン2024が出たら追加費用無しで新バージョンをインストールする事ができます。

Microsoft 365 (サブスクリプション型Office) ※将来的なバージョンアップコストを抑えたい場合や1ユーザーの利用台数が多い場合には割安
Microsoft 365 Personal (Outlook,Word,Excel,PowerPoint,他) 1ユーザー同時に5台のデバイス 14,900円/年
Microsoft 365 Family (Outlook,Word,Excel,PowerPoint,他 最大6ユーザー同時に5台のデバイス 21,000円/年
Microsoft 365 Apps for business (Outlook,Word,Excel,PowerPoint,他) 1ユーザー同時に5台のデバイス 16,320円/年

他のファイル形式のサポートについて

Wordは、PDF文書の編集も可能です。(レイアウトのズレが発生しますが、1から作成するよりはましです)
Word,Excel,PowerPointはPDF文書としての保管も可能です。(PDFをメール添付でお客様に送付するのがあたりまえの時代になりましたので、重宝します)
PowerPointは、MP4の動画としての保管も可能です。

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